Day3前半〜イザベル農園〜
イザベル農園のフェルナンドさん、ガブリエラさんの農園もすごかったです!!
最初に到着してみたのは、彼が交配した品種” F1 “の苗が500本、育てられている場所。
独自に交配をするためには気の遠くなる作業。密閉空間に1つの品種を育て、雄蕊(おしべ)が開く前に全てカットする。別の品種の雄蕊の花粉を筆で一つ一つ開花した雌蕊(めしべ)に受粉させていく。。コーヒーの木を追求、研究し続けているGEEKでした👏
それだけにとどまらず、イザベラ農園
ずっとある森を大切にして、できる限りナチュラルにコーヒーの木を育てていました。
森の中に囲まれたエリアでは鳥たちの声が近くに聞こえて、とても気持ちがいい空間で。完熟したコーヒーチェリーを食べる鳥を追い出すことはせず、なんと、鳥たちがチェリーを食べて、体から出てきたチェリーをボリビアバードという名前で自然な精製にも挑戦されていました。これを聞いた時、このアイディアを思いつくなんて脱帽でした。
完熟したチェリーのピッキングに関してもシビアでした。チェリーを食べようとした時、フェルナンドさんさんは慌てて、赤いからってなんでも取っていいんじゃないんだよ。と言いながら、彼がチェリーを取って私たちにくれました。ゲイシャの完熟したチェリーはキャンディーのように甘くずっと食べていられる味でした。農園ごとにチェリーの味は異なっていました。品種が異なるからでもありますが、品種が同じでも農園ごとに違いはあることを舌で感じ、これがテロワールなのかな?とテロワールの意味を少し理解できた気がしました。
ピッカーさんにも収穫できるチェリーの色や状態をレクチャーして量ではなく、質を最優先されています。そのため、たくさん取れればたくさん収入が入る仕組みではなく、日給をお渡ししてるそうです。本当に良い物だけを選びたい!という強い思いがそこからも伝わりました。
そしてここでも女性のピッカーさんが活躍されていました。なぜ女性なの?と聞いたところ、女性の方が赤の識別がより細かくできるから。と😳
ボリビアに来て、女性のパワーを何度も感じられて嬉しい限りでした!
そして、彼らのお家にある乾燥棚もとても美しく、乾燥中のチェリーもまた美味しかったです😌
ずっと前からある自然をリスペクトして、新たなコーヒーを探究し続ける彼らの姿はかっこよかったです。