2022.10.31
コーヒーの起源へ
コーヒー業界に15年いる中で、台湾、ベトナム、中国の雲南、タイ、ペルーなどの農園を訪れてきた。しかし、コーヒーの起源である『アフリカ』に足を踏み入れるのはこれが初めてだ。実は、最初はエチオピアを渡航先に選んでいた。酸味と甘み、フルーティーなフレーバーが私の好みだからだ。
しかし、私がスペシャルティコーヒーを飲み始めたきっかけはケニアである。品種、フレーバー、精製方法などを学んだのも、焙煎の練習を始めたのもケニアだった。ケニアのSL品種でドリップ技術を訓練したりもした。ケニアから学んだ知識を活かし、現在は台湾のコーヒー農園と一緒にSL品種の栽培に携わっている。
TYPICAの招待に感謝すると共に、現在のケニアとタンザニアの状況や、精製方法、品種、新しい小規模農園、またその土地の文化について、より深く理解し交流できることを楽しみにしている。これらの経験は今後、焙煎、抽出、マーケティングなどにおいても大きな助けになるはずだ。