世界のアグリカフェ

9/10 ボリビア4日目

世界中のコーヒーラバーを虜にし、多くの国から来訪者が訪れるアグリカフェにいくことができました😌

sol de la manana



創業者のペドロさん、農園や小規模生産者の管理、プロセスを担当するパブロさん(息子さん)、クオリティコントロールや世界中の顧客窓口を担当するダニエラさん(娘さん)の3人が温かく出迎えてくれました。

アグリカフェのカッピングラボの景色は、コーヒーを生業にしている人なら誰もが憧れるようなロケーションでずっと行ってみたいと思っていました。実際にラボに入ると、想像以上に洗練された施設で感動しました😭

午前中はカラナビ地区の小規模生産者のロットと、サマイパタ地区にあるフィンカ・ロドリゲスのロットをカッピング(テイスティング)しました。4日目にしてはじめてのカッピング!

カッピングラボ



用意された14種類のコーヒーはどれも素晴らしい品質で、その中で気に入ったロット番号をみんなでシェアしてディスカッションしました😌

その後、ボリビアのワインで乾杯しながら昼食を取り、アグリカフェの皆さんとサッカーのボードゲームで遊びました。これがとても楽しい…!言葉が通じなくても、一緒に遊ぶことで打ち解け合えるんだなと感じました*



午後はウェットミル(コーヒーの生産処理を行う現場)を見学させていただきました。工場内には生物学者が常駐し、精製の行程内でコーヒーに起こる微生物の数や菌の数の変化をロットごとに管理し、全てを把握していました。凄い!

現在、アグリカフェで精製されるコーヒーのほぼ100%が嫌気性発酵(アナエロビック)のウォッシュドを採用しているそうです。このプロセスは近年のトレンドですが、発酵臭や強烈なフレーバーに違和感を覚える人も多く、私自身もあまりいい印象を持っていませんでした。また、研究データがない状況で嫌気性発酵を行うことで、そのコーヒーを飲む人にとって有害となりうる成分がリスクとなることも教えてくれました。

しかし、アグリカフェでは収穫したチェリーの洗浄や殺菌を徹底することでプロセスの阻害要因を極限までなくし、土壌や品種のテロワールをあくまでも重視した嫌気性発酵を行っています。

『ただ実験するだけでなく、研究を積み重ねてプロセスをコントロールしていくことが大切なんだよ。』その言葉からも、ロドリゲスファミリーの飽くなき探究心とボリビアというコーヒー生産国へのプライドをビシビシ感じました。

アグリカフェの皆さん、貴重な体験を本当にありがとうございます。

今日もアグリカフェで色々な体験ができるそう…楽しみすぎて朝の3時に起きてしまいました笑。