高め合うロアの農園
9/12 ボリビア6日目
アグリカフェを後にし、標高1800m、ロア地区にある農園に向かいます。
ボリビアで最も長くコーヒー生産者として働いているカルメロさん、デイシーさんファミリーと、新進気鋭のコーヒー生産者、クアトロリャマスのアンディさんはお家が隣同士で、それぞれがこだわりを持ってコーヒーを作っていました。


昨日までの2日間で世界最先端の美味しいコーヒーをテイスティングし続けていたので、街からかなり離れた長閑な村でどんなコーヒーに出会えるのか…?と不安な気持ちがありました。
カルメロさんたちの農園はこの3年、 TYPICAさんの支援で風通しの良い乾燥棚や、乾燥の環境を保てる乾燥室を増設したことで、元々良い品質だったコーヒーが更に良くなったそうです。

実際に飲んだコーヒーは驚くほど甘く、柔らかな酸味があり素晴らしかったです。都会の洗練されたコーヒーとはまたひと味違う、包まれるような優しさを感じる美味しいコーヒーでした😌
カルメロさんはケニア式(ダブルウォッシュド)というプロセスをボリビアではじめて採用し、今も唯一こだわりを持って続けている生産者さんです。だからこそ、唯一無二の味わいが生み出せるのだろうなと感じました。
一方でアンディさんのコーヒーは、コーヒーの味わいを”デザイン”することをミッションとしており、非常にユニークで個性的なコーヒーを作っていました。




カルメロさんたちのコーヒーが全体的に柑橘系の味わいだったのに対して、アンディさんのコーヒーはりんごや乳酸系の風味を感じるものが多く、同じエリアで栽培されたコーヒーとは思えないほど多様な風味を感じられて面白かったです☕️
今後、世界中のコンペティターが競技会で使用するコーヒー豆をアンディさんと一緒にデザインしていく時代がやってくるかもしれませんね😉
カルメロさんたちもアンディさんも、私たちがカッピングしている時はとても不安そうにしていて、『どんな風に自分のコーヒーが評価されるんだろう』ということを考えてとても緊張していたそうです。


美味しいと評価されてしっかりとコーヒーの価格に反映されることで、生活や人生がガラリと変わってしまうんだなと感じましたし、ロースターのみなさんが感じたことをフィードバックしているのを真剣に聞き入れて来年以降更に美味しいコーヒーを作ろうとする気持ちが伝わってきました。
私たちが素晴らしいと感じたコーヒーを、ぜひ青森の皆様にもご紹介したいと思っておりますので、楽しみにしていてください😉
カルメロさん、デイシーさん、アンディさん、クアトロリャマスの皆さん、ロア地区の皆さん、本当にありがとうございました!またきます👋

