Connection with Producers
KEYAKI COFFEEの松木です。
ボリビア滞在最終日はこれまで出会ってきた生産者さんのサンプルが並ぶ「Sample Cupping」がありました。

場所はNayraQataでこのボリビアに来て初めて出会ったファンさんが運営するドライミルです。ここに集められたパーチメント付きのコーヒーが精製されて私たちの元に輸出されます。

タイピプラヤであったナシアさん、ロランドさん、カラナビのフェルナンド・カイエさん、セルソさん、そのほか今日のためにサンプルを用意してくださった生産者さんのコーヒーが55カップ並びました。
テーブルを囲むようにカップが並び、その周りを生産者さんが心配そうに眺めています。


私たちも自分が焙煎した豆や抽出したコーヒーがどう評価されるのか、緊張するように生産者さんたちもドキドキしながらカップする私たちを見ていたと思います。
生産者さんが私たちロースターの意見を求めているのが視線でも伝わってくるのでカッピングにも力が入ります。
カップしてみるともう少し工夫が必要なカップもあれば、驚くように際立つカップもありました。
良いものは正しく評価し、少しネガティブな印象のものでもポジティブを探す。
でも私が感じた感想をフィードバックできるように最後の最後まで味とメモを取り続けました。
もしかしたらこの評価で生産者さんの心境に変化が現れるかもしれないと考えると一つのカップでも手を抜くことができません。

結果として全てのカップに対してフィードバックができるようになりましたが、集中力を使い過ぎて終わった後の疲労感はこのボリビアの旅一番でした。
カッピングの後はお昼ご飯を食べ、生産者さんと一緒に写真を撮り交流を深めました。


明日からは会えないと思うと少し寂しいですが、また必ず戻って来たい場所が増え、とても充実した8日間でした。
早く日本に戻ってお客様やスタッフのみんなにお話をしたいところですが、そのままペルーへ行ってきます。
ペルーの農園をいくつか回らせていただく機会をいただけたので、こちらもたくさんの刺激を受けながら楽しんで来たいと思います。
それではペルー編も楽しみにしていてください!
#typica_lab