guatemala
ここからグアテマラの産地訪問が始まります。
泊まっていたグアテマラシティより車で1時間ほどにあるプリマベーラさんのドライミルに。
街中よりとてもアクセスの良い場所にあり、ここで精製されたコーヒーが各国へ旅立っていきます。
ドライミルに着いてまず目に入ってきたのは、大きなトラックのコンテナに積まれた「varve coffee」のコーヒー達。varve coffeeの規模の大きさに圧倒されました。トラックの内側にシートが張られておりロースターの手元に届くまでしっかりと鮮度を保持する工夫が多くされており、この時点でも私たちの知らないことが多く様々な試行錯誤が行われていました。
ドライミルの中にお邪魔すると、まずはパーチメントコーヒーの袋が倉庫の上部まで高く山積みに。香りは、お米倉庫に似たような藁の香りが室内いっぱいに広がっています。
ウェットミルを持っている生産者はパーチメントコーヒーでここにもってきてくれます。ここで暫くの間寝かせて次の工程に移っていきます。
パーチメントを取り除かれたコーヒー豆はゴミ、割れた豆、欠けた豆、ピーベリー、などいたるところで選別を重ねていきます。私たちの手元に届く見慣れたEcotactと麻袋に入れられて出荷されるようです。
外では、ウェットミルを持っていない生産者がコーヒーチェリーのまま持ち込んだものが、ハニープロセスとナチュラルプロセスの精製処理が行われていました。
このタイミングでちょうどチェリーの搬入をしている、フレディさんに会うことができました。
彼はウォッシュドはせず、ナチュラルプロセスのみのコーヒーを作っています。
ウォッシュドででる汚水が地球環境によくないためナチュラルのみで生産しているとのことです。ここで出会った皆さんは環境に対して深く考えて仕事をいしてる方々がとても多い印象でした。今後子供にビジネスを渡していく上で、「何年も続けられるように」との考えが定着しているようでした。
彼の土地にあった新しい品種があるか試行錯誤しており、現在は15品種もの数を試しているそう。現状に満足せずに新しい取り組みも積極的にしていることも印象的な彼でした。