コーヒーノキ
この旅でコーヒーの木を沢山みさせてもらいました。
私にとってどれもこれも初めての体験で目に入ってくるだけで感動している無知な人間でした。
何度も見ることや説明をしてもらうにつれて、少しづつ違いがあることに気づかせてもらい、
ロークオリティとハイクオリティのコーヒーの花の香りが違うこと。(ハイクオリティの方が香りが豊かに広がってきます)本や話できいていたこともありますが、ロークオリティの農園はフラットな地形で足場が良く収穫作業がしやすく、ハイクオリティの農園は傾斜があり足場が悪い中で収穫をしなければならない地形でした。収穫体験もさせてもらったのですが、足場が悪い中で作業を行うことは思ったより体力が必要で重労働な仕事でした。当たり前にお店に69kgの麻袋が届くことがどれだけ沢山の人が関わり、手元に届くかが少しだけ理解できた気がします。
ですが、収穫後期に伺ったのでどれほど現場が大変な仕事をしているのかは定かではないので、私たちが思っている以上に大変で、クオリティを保つ(上げる)努力も必要不可欠なことだと感じました。
ハイクオリティの農園のピッカーさんは朝6時~15時までの間に収穫をしなければなりません。
明るいうちに作業をすることはもちろんのことですが、収穫当日に精製処理を始めなければならないので、15時までという時間制限があります。そんな中、完熟したチェリーのみを摘み取っていくことがピッカーさんに求められています。
時間制限もあり、足場が悪い、給与は収穫量換算、となると多くの人の考えから完熟していないチェリーも摘み取ってしまうのは当たり前のことかと思います。それでも良いコーヒーを作るという強い信念を全員で貫き通す姿はプロ意識を感じさせられる一面でした。