⑥ DAY3 ~Wete Ambela イルガチャフェ編~

今日は Wete Ambela Coffee (ウェテアンベラコーヒー)
ウォテコンガウォッシングステーションへ

「ロッジから1時間で到着するよ!」
と言われて2時間半後到着。
本日もエチオピアタイム、健在です!
もうね、時間という概念を捨て去りましょう。

さて今回は、イルガチャフェが抱えている
問題を包み隠さずにお届けしようかと。

ビーンズにしては、
ちょっと真面目な内容。

昨日のシダマに比べて日差しが柔らかく、
風が涼しく、よく通る。
ピーカン晴れ!

Wete Ambela Coffeeは
イルガチャフェ周辺に住む
500の小規模農家さんから
チェリーを買い取っている

【ここで豆知識】
エチオピアでは農園という大きなくくりで
生産されるコーヒーは少なく、
ウォッシングステーションという
加工所に周辺農家が
完熟に実ったコーヒーチェリーを持ち込むことが多い。

Wete Ambela Coffeeに聞いた
一番大切にしていることは?

 「 複数あるウォッシングステーションの中から
  Wete Ambela Coffeeのステーションに
  チェリーを持ってきてくれる
  500の小規模農家のみんなが幸せになること 」

Wete Ambela Coffeeでは、
より品質の良いコーヒーを生産して
消費国に高く買い取ってもらえれば
利益を農家さんにシェアしたいと考える。

その一つの方法は、近隣に2~3カ所あるステーションでは
最も高額での買い取りを約束していることだという。

そのために農家さんへ
・チェリーの完熟度を指定
・品質基準に満たないチェリーを3回持ち込む農家さんは
 今後の買取はしないという、他社にはない管理基準 
・チェリーが高品質であれば、より高く買い取る仕組み
を設けている。

実際の農家さんの農地を見に行く。
左:タッデさん
右:タショマさんからお話を伺う。

小規模生産者さんの抱えている問題
イルガチャフェ地域では
コーヒーの栽培地は
既に100%所有しているため
これ以上農地を広げることは難しい。

その土地を、世代交代の度に
子供の人数分で分割していくから
一人当たりの農地面積が減る。

他に就ける仕事がないから農地を
子供に分けてあげる必要がある。

生活のため収穫量を減らさないために、
シェードツリー
(直射日光から守る目的やコーヒーの木の保水代わり)
などはあまり植えられないその状況で、
クオリティの高いコーヒーチェリーを
生み出すには、 Wete Ambela Coffeeの
農家への生産指導が味わいを左右する。

朝は6時から雑草取りをして
夜は20時まで仕事をする
これだけの仕事量で
1農家さん3〜4袋分の
生豆しか収穫できない。
わずか540キロのコーヒーチェリー

農家さんが一生懸命栽培して
精製加工された豆を保管している
保管庫の中はほんのり甘い
枝付きレーズンのような香り
保管庫の中は風が通っていて涼しい

皆で汗水流した結晶が
山積みされている光景は圧巻だ


さてさて、トイレ休憩
ウォッシングステーション(現地)のトイレは
穴🕳が掘ってあるだけ
日本でいうボットンですね
汲み取り式な感じは見られなかったので
大地に還る仕組みかなと

ハエがぶんぶんしてますが、
生理現象には勝てず…
貴重な体験をさせてもらった
エチオピアには様々なトイレがある。
今度改めてトイレ特集をしようかな。


そして、貴重な体験と言えば、
牛生肉(ローミート)🥩
生で食べる牛肉!
エチオピアワイルドスタイル


日本でこれを食べたら「やれ0-157だ!やれカンピロバクターだ!」
と大騒ぎになるけどここはエチオピアだからね。
郷に入ったら郷に従えぃ。

生肉は危険だ!

と言われたけれど、体験したい。

姉妹共に果ててはならぬ、
ということで姉が代表して
生牛肉(ローミート)逝かせて・・・いえ。
行かせていただきます。

このテーブルはチーム生肉。


味わいは、水分が少なくなった
マグロと馬刺しの中間。
噛めば噛むほど牛の旨味が出てくる
スパイシーなソースで頬張り
美味しい〜!!

そう、生牛肉、美味しかった。
生牛肉体験の結果は翌日に…
乞うご期待!

メクリア

農家の子供達

自身が栽培したコーヒーが日本のロースターの手によって焙煎され、美味しいと感動する農家のタショマさん

コーヒーセレモニーの女性。アマサックナンロ!

初めてのコーヒー植樹体験