コーヒーは暮らしを豊かにする [#3]

彼らは、朝食前にエチオピアバナナの手入れをしていた。

土壌を良くし、木陰を作るから、コーヒーノキを育てるうえで役立つとのこと。
エチオピアではなくてはならない食材で、茎から葉まで捨てるものがない作物だと言われているらしい。

ただ、多くのエチオピアの妊婦さんが、森の中でエチオピアバナナの葉を敷いて一人で子供を生んでいるという話を聞いた。切ない現実だ。

標高が高いためか、少し動くだけで息切れしてしまう。大変だ。最近太ったからか?

そのせいだと信じたいだけかもしれない…。

ハイエナと猿の鳴き声が一晩中聞こえていて、少し寝不足気味。体調が良くないからかもしれない。

今日も移動時間は長い。心の準備をして出発した。

移動中、ヒロさんから日本のコーヒー文化について話を聞いた。焙煎について聞きたいことがあったのに聞けなかった.. 言語の壁を乗り越えるためにはあらかじめ準備しなければならないと思った。

とにかく、スターバックスの焙煎プロファイルは興味深かった。

やっとベンサ川が流れるウォッシングステーションに到着。

ココサウォッシングステーションで心地よい歓迎式が行われ、移動中の疲れが吹き飛ぶような気がした。

チェリーを剥く機械、川の水を引いて行うウォッシュドプロセス、剥いたチェリーをアフリカンベッドに移して行うハニープロセス、チェリーをそのまま干すナチュラルプロセスなど、多様なプロセスが目の前で行われていた。

あまりにも貴重な経験だった。

学んだ知識と、実際のプロセス過程は異なっていることもあった。

現在、イルガチェフェ地域とゲデブ地域は人口が増えすぎて、コーヒーを植えるスペースが不足しているという問題があるようだ。政府はこの問題を解決するために支援すべきだが、今の政府はコーヒーには興味がないようだ。

消費者としては、このニュースは非常に残念だ。

今日の行程が終わって宿で夕食を食べた。

FAABS Coffeeの代表が用意してくれたラーメンは、外国で食べるといつもより美味しく感じた。ありがたい一食だった。