産地のモプラコウォッシュド精製所へ

モプラコウォッシュド精製所での歓迎の舞

モプラコウォッシュド精製所へ行き、一歩入ると農家スタッフの熱烈なダンスによる歓迎を受け、人情味と純朴さ、素朴さに満ちた様子に大いに感動しました。

洗浄から、ハニープロセス、嫌気性発酵など、様々な精製プロセスの現場を目の当たりにし、非常に感慨深く感じました。

ウォッシュド精製所のオーナー、エレアナさんが各ポイントで処理手順、注意すべきところについて細かく紹介してくれたおかげで、すっかり没頭できました。本を何十冊も読むより実地で学ぶに勝るものはなく、一瞬で理解できました。

コーヒーの専門的な精製プロセスに加えて、処理場にとって非常に重要な環境保護や水質・土壌保全についても説明がありました。

現地の農民の生活は容易ではなく、ここ数年はコーヒーの木を切り倒して、より高値で売れ、家庭の薪材にもなるユーカリの木を植えるほどです。

一見すると一挙両得のようですが、コーヒー産業には深刻な影響を与えています。ユーカリの木は育てるのは容易ですが、多くの栄養と水分を必要とし、土地には有害で、水質・土壌保全の問題を起こし、土壌の養分が急速に失われてしまうのです。

エチオピアは天然環境に恵まれ、コーヒーで有名ですが、エレアナさんにとっては懸念ばかりだと言います。彼女はただのコーヒー生産者にとどまらず、長期的な視点とサステナビリティな理念を持つ経営者なのです。

夜、ホテルに戻った後、みんなで和気あいあいと過ごし、引き続きいかに現実的で適切な購買を通じて、コーヒーを持続可能なビジネスにし、現地の生活を改善できるかについて議論しました。

深夜になると、コーヒーと私の関係はいったい何であり、どのような運命が私をこの旅に出発させ、この旅で私の何が変わるのかを考えていました。

多くの衝突や矛盾が絡み合う中、私は引き続き自分自身の心を開け放ち、世界やコーヒー、そして自分自身をしっかり見つめ続けていきます。

そして、特別な意味を込めて、自分たちの店のオリジナルブレンド『春曉』を生産者のエレアナさんに直接渡しました。