なるほど!私たちにできることは少ない

産地を離れる準備です!産地を離れる前に再度この旅の意義を話し合い、深く考え込んでしまいました。

今回産地を訪問した目的はコーヒー発祥の地に戻り、キュレーター、生産者と会って、さまざまな精製方法、技術などを理解することでした。

しかし、実際に産地を訪れると、矛盾があることに気づきました。赤いコーヒーチェリーは誰でも知っていますが、このチェリーから一杯のおいしいコーヒーができるまでには、生産者の苦労や精製、品質管理、輸出や運送の管理、ロースターが一生懸命焙煎し、バリスタが丁寧に抽出するーーという想いと血と涙が作り出す結晶こそが、一杯の高品質なコーヒーになるのです。

これらの話について、台湾と日本のロースターは深く共感しました。ロースターにとってできることは多くありません。ただしっかりと焙煎し、高品質のコーヒーをより多くの方々に提供することで、初めて生産者の方々に顔向けできるのです。

旅の途中で再度旅の意義を考える

こんな一節があります。「自分自身を知っているから世界に向かう。自分が世界にいるときは、自分が誰であるかを問うべきだ」

次の旅では、より「心の旅」に焦点を当て、目の前で起こっていることに対して心を開き、出会う全ての人や物に向き合いたいと思います。

コーヒーを通した交流は一番ワクワクします