始まる

家を出てエチオピアに到着。

家を出て(10:00)約28時間かかった。

そこからまた飛行機を乗り換え産地に向かう。

いきなり素晴らしい体験が待っていた。

ホテルではまず、ウェテアンベラ(エクスポーター)の二人を招いて、ウェルカムパーティーと旅のチェックインが行われた。

今回の旅のテーマについて考えるワークがあった。

今回の旅に含まれるこのようなワークや食事会を通して、みんなと対話できる機会がある。

それぞれの日本のロースター、韓国のロースター、そしてエチオピアの生産者。

 

その他にもいくつかやることがあり1日の中でインプットとアウトプットをすることができる。

チェックインのワークでは韓国からの参加者も含めロースターが、どんなことを考えているか少し知ることができた。

驚くほど自分の考えと共通しているところがあり、それを知れただけでも収穫といえるかも知れない。

韓国の人たちはみんな自分達の変化を求めているようだった。それも印象に残った。

そして、その後の食事会でいきなり素晴らしい瞬間が訪れる。

二つに分かれたテーブルに座るとすぐ近くにウェテアンベラの二人、メクリアさんとエリアスさんが座ってくれ、色んな話を聞くことができた。

素晴らしい体験だった。

産地にくればこんなことが起こる。

とても長い時間色んなお話を聞くことができた。

主に話してくれたのはエリアスさんだった。

本当に色んなことを聞くことができたが、心に残った話が2つ。

エリアスさんにとってコーヒーとはどのようなものか。

一言でいうのは難しい。エチオピアの人にとってコーヒーには色んな意味がある。

家族で飲むものというのもその一つ。

コーヒーは常に家族の中心にあり、人々の中心にもの。

家に帰ると奥さんがコーヒーを淹れてくれて、そこから話が始まる。その日1日の出来事、一週間で起こったこと。

そして人が集まるところにも中心にコーヒーがある。コーヒーが出てきてそこからみんなの話がはじまるということらしい。

エリアスさんの場合はもちろん仕事にもなっているが。

そしてもう一つ、日々の暮らしで大切にしていることは何か。

一生懸命働き、よく遊ぶ。

そしてよく寝る。

とても家族を大切にしている印象を受けた。

三人のお子さんがいるらしい。

継がせたいかという質問に、そうなれば良いかなと答えてくれた。

他にも心に残る色んなお話を聞けた。

そんな色んな話を聞いて思うのは、エチオピアの特にこの地はとてもコーヒーにに愛されているんだろうということ。

そしてそこに住む人もコーヒーを愛しているのではないだろうか。

まだまだ2人のエクスポーターに聞いただけの印象なので、旅の終わりには変わっているかも知れないが、今はそう思う。

いよいよ明日から農園をまわる。