TYPICA Lab探検記

初日、五感で浸るタンザニア

この日、タンザニアは私にとって初めてのアフリカ大陸との接点となった。

アフリカ大陸はどこか謎めいた、遠い存在だった。

タンザニアの地を初めて踏みしめた第一印象。それは嗅覚からやってきた。空気が汚れていないので、バーベラの花の香りが私の感覚を強く刺激したのだ。

空港では(TYPICAスタッフの)シンが私や他のTYPICA Lab参加メンバーを待ってくれていた。シンは今回のリーダー。台湾、日本、ドイツ、フランス、ルーマニア、スペインと異なる文化を持ったロースターグループを引率してくれる。

最初に集まった瞬間から、私はまるでこの仲間たちと長年一緒に生きてきたかのような感覚になった。

誰が言い出したわけでもないが、初日は台湾の仲間が自分たちの焙煎した豆を使って自発的にカッピングを実施してくれた。おかげでみんなと打ち解けることができた。

さらに驚きの事実が!台湾でコーヒーが栽培されていたのだ。

全くなじみのなかったコーヒーが私に新しいコーヒーのスキームをもたらしてくれた。

この日は、TYPICA Labで実施するアクティビティを計画することもできた。