二日目:スイスのアーミーナイフ
2022年11月2日
Finca Mondul / Burka Coffee Estates
旅の最初の訪問地は私の期待をはるかに超えるものだった。
Burka Coffeeに到着し、ラボに入るとクオリティコントロールのチームがいた。11種類のコーヒーのカッピング準備ができていた。(発酵方法がそれぞれ異なるブレンド)
その後。沈黙、行動を繰り返す。ショーが始まったのだから。
プロフェッショナルな仕事、そして確かな焙煎。この二つの要素がそれぞれのコーヒーとの出逢いをもたらしてくれるのだ。
やさしく、心地よく、しっかりとした味わい。それぞれのコーヒーが表現すべきことを一貫して追求してきた結果がここに反映されている。
コーヒーの産地は?
車で数分のところに、まるでスイスのアーミーナイフのような(のように万能な)生産体制が整っているMondul Coffee Estatesがある。
同じエリアには、農薬や有機堆肥の処理場、苗床、植え付け、湿式と乾式の設備、乾燥場、貯蔵庫などがあり、それぞれスペースが十分確保されている。
このエリアは全てが有効に使われ、役立ち、意味があるものだ。
しかも全てが正確で、厳密な順序で並んでいる。
オープンスペースで十分な広さを確保している。そのおかげで作業性が良いのはもちろん、それぞれが余裕を持って配置されている。
しかしハード面だけでは不十分だ。そこで働く人たちの中に経験と知識があるのだ。
それは資源の最適化やコーヒーから発生する廃棄物の有効活用にも表れている。
結論。彼らのコーヒーはエレガントである。