Kenyan Puzzle
タンザニアから移動してケニアに来ています。ケニアも初めて訪れる国。

到着したのは首都ナイロビ、東アフリカの主要都市でタンザニアと打って変わって、言ってしまえば都会。滞在している中心地は空港からも数十分と近く、セントラルと呼ばれる、ケニア山の麓の主要コーヒー産地は車で数時間で訪ねられる距離感。僕らにとっても恵まれた環境かなと。このあたりはわかってたことだけど、今当店でも提供しているLimwe AA を購入させてもらったエクスポーター、ケニアコフさんを訪ね流通の話を聞き、彼らのドライミルを訪ねてみるとその流れはなにやら複雑で全貌が掴めない。わかったのは僕らが日本で目にするグレード(せいぜいAA, AB, PB, Natural くらい)以外にも様々にグレーディングされていてそれは12種類にものぼった。


つまり多分皆さんが思うように、僕もケニアに来れば多数の素晴らしいコーヒーに出会えると思っていたのだけど、それは案外稀で、素晴らしい品質のコーヒーは全体の中のごくごく一部、ピラミッドの頂点みたいなものだということ。ローカルのコーヒーショップも訪ねてコーヒーのクオリティに感じてたクエスチョンマークがパズルのように嵌ってその全体像を少し明らかにした。

今日はもう一つのキュレーター、ロックバーンのピーターさんを訪ねる。また別の側面から話を聞き、もう少しパズルのピースをもらえそう。
しかし今当店で提供しているLimwe AA、ユニークでとても美味しいコーヒーです。そして今では大変稀有なコーヒーだとも理解できる。是非に。