Kenyacof

日本に帰国しましたが、振り返りつつ続きを書きたいと思います。

ローカルコーヒーショップ巡りの翌日はケニアコフへ。

7/1から改正されたケニアのオークションシステムについてレクチャーを受けました。良い部分もありますが、農家さんの収入増につなげるには難しい部分も感じました。この辺の細かい話はややこしいので、また報告会みたいな形でシェアできたら良いなと思っております。

オークション制度の質疑応答が白熱しカッピング開始が遅れましたが、その後2セッションカッピング。

ブラインドでカッピングしましたが、どちらもエンブ地方のコーヒーが自分好みでした!ナチュラルもありポテンシャルを感じはしましたが、購入したいとまではいかず。。この辺は最初に説明のあったオークション制度や、取引の流れとも密接に関連しておりなかなか難しい問題だと感じました。

カッピング後はケニアコフの方と一緒にランチ!

ランチ後はドライミル見学へ。

ミルは加工場の事で、ウエットミル、ドライミルと分かれているのですが、ドライミルは基本的にパーチメントの状態になったコーヒーを脱穀して生豆の状態に仕上げる場所です。

おおまかな流れでいうと、パーチメントと一緒についてきたゴミを除去して、脱穀、サイズ毎に仕分けして袋詰めされます。

ドライミル見学の後はケニアの等級分けの詳細について。

普段取り扱っているケニアのAAやABはサイズで分けれられている事は知っていたのですが、そもそもまずパーチメントの段階で重さによりP1〜P3、P lightの4つに分けられ、そこから更に等級分けされている事や、普段購入しているAA、ABはP1がほとんどという話を聞いて、ケニア初日のローカルコーヒーショップ巡りの時に感じた味の違いなどと繋がり非常に勉強になりました。

機械が動く大きな音と、脱穀した殻や埃、袋詰めした60kgの麻袋の管理など、なかなかハードな労働環境だと感じました。収穫から精製、そして袋詰めまで本当に多くの人の手がかかり、日本にまでやってくるものなのだと実感。

生産者さんはもちろん、精製や流通に関わる人全てに対して敬意を込めて、改めて大切に焙煎、抽出しようと思いました。