Rockbern①

Narrative では革命的なゲームチェジャーと紹介されていたロックバーンのピーターさん、直接お話しを聞くのが楽しみでした。

この日はピーターさんとカラニファクトリーを訪れました。我々が飲むケニアのコーヒーは農家単位でのロットは今の所存在せず、ファクトリー単位での販売となります。

各地域にあるウェットミルを所有するファクトリーに農家さんがチェリーを持ち込んで売買し、ファクトリーはウォッシュド(ナチュラルはごく少量)に処理してロックバーンやケニアコフの様なエクスポーターにパーチメントの豆を販売します。

エクスポーターはドライミルでパーチメントを生豆にして商社やロースターなどに販売するという流れです。

ピーターさんは多国籍企業が支配する現在のオークションシステムやケニアの取引形態は農家を守る事にはつながらない、との考えでダイレクトな取引を広げている方です。

そんなピーターさんの案内で訪れたカラニファクトリーはケニアの現状に触れる貴重な機会となりました。

チェリーはまさにこの日から収穫が始まったばかりで、まだ土壌に雨季の雨が行き渡っておらず栄養や熟度が足りないとの事でしたが、農家さんの素朴な姿やウェルカムな姿にピーターさんとの信頼関係がうかがえました。

ウェットミルは雨が足りておらず稼働がまだでしたが、特別に動かしてみてくれたり

その後は農家さんの農園を見せてもらい、実際に収穫する姿やチェリーを摘み取ってみたりと体験させて頂きました。

忙しい時期にも関わらず、農家の皆さんの明るくて、ウェルカムな姿にとても温かい気持ちになりました。

次はぜひ収穫のハイシーズンに訪れ、収穫作業の実際を体験してみたいと思いました。