もし私たちのコーヒーに意味があるなら
Burka Estateでは、農園を管理しているMachaと一緒にカッピングをした。その後Mondul Estateへ向かい、苗木からウォッシュドの選別、乾燥させて倉庫に入れるまでのプロセスを見学した。Machaは私たちロースターにコーヒーの精製方法の過程を詳しく説明してくれた。
通常、農園の管理者は、生豆の品質において最も重要なキーパーソンだ。オーナー以上に実質的な生産者と言える。Machaの情熱、自信、満ち溢れるパワー。二つの農園を管理し、カッピングルーム、精製所、農園、生産の全てのプロセスにおいて細心の注意を払っていることが伺える。ファームで見かけた人々の表情は豊かで、仕事を心から楽しんでいた。これはもしかすると一方的で断片的な印象かもしれないが、彼らは誇りを持って仕事をしているように感じた。
今まで生豆を仕入れる際には、フレーバーの特徴はどうなのか、価格の競争力はあるのかを気にしていた。正直に言って、産地の情報は断片的なものでしかなく、ある意味、品種を保証するような役割しか果たしていなかった。ペロソでは、コーヒーは一杯のただのコーヒー以上に、時にはとても意味のあるものをお客様に与えることがあると感じている。Machaとの交流の中で、生産者自身もコーヒーの中に何らかの意味を見出しているのではないかと感じた。
これは時間をかけて考える必要があるトピックのような気がする。このように直接、顔と顔を合わせて交流した体験とTYPICA Labがシェアしてくれていることを通して、Machaのような生産者たちはただの平坦な情報ではなく、生きた情報であり、心から共感できる人たちになった。今日感じた全てのことを台湾に持ち帰り、お客さんに共有したい。それが生産者の人たちにできる私たちなりの貢献ではないだろうか。
明日はAcacia Hills Estate、Tembo Tembo EstateのオーナーLeonのところへ行く。タンザニアを代表する生産者だそうだ。今から期待に胸を膨らませている。