かけられた呪い
「それは呪いですね」
このエチオピアの旅で仲良くなったあるロースターさんに言われて、ハッとした。
そうか、もしれない。。。
その呪いとは”世界一になる”という目標を目指すキッカケになった一言のこと。
2003年 スターバックスコーヒーで日本一になりコーヒーアンバサダーという称号を手に入れることができた。とても貴重な経験をさせていただき、普段会えないような人に会うことができた。そして大きく人生が変わった。
それから開業し、先輩ロースターに「須永さんはスターバックスでせっかく日本一になったのに、辞めたから今度は世界一を目指さないとね」と何気なく言われた言葉にピキーン!!!となり、そこから世界一を目指す旅が始まった。
この先輩ロースターの何気ない一言に”呪いをかけられた”という訳である。
しかし世界の壁は相当に分厚く、これ以上進むと自分の身体を壊すか一家離散になるか、くらいのところまでにきていた。
そこで娘りりが誕生し、一変した。
※このナラティブはぜひTYPICA Meet the Roasters Videoをご覧ください 🙂
世界一を目指す。
一見カッコいいし、もちろん自分の内側からやりたい!とも思ってチャレンジを続けていたものの、心も身体も完全に疲弊しきっていた。
まさにこれは自分で自分に呪いをかけていたのかもしれない。しかし、このエチオピアの旅で「呪い」が「祈り」に変わった。
引き続き、私は焙煎で世界一になることを日々祈り、楽しみ、周りにその喜びをシェアしCoffee is beautiful,Life is beautiful.を実現していきたいと思う。
やまさん ありがとう!